現代は、いろいろな環境で育つ子ども達がいる。
5月から末娘が習い始めたHIPHOPのお教室に
とてもとてもダンスが上手な子がいる。
まだ、小学6年生なのだが、大人顔負けなほどだ。
でも、踊っていないとき、お友達とじゃれあっていないとき、
ふとした瞬間に見せる彼女は、悲しい。
これまで そんな悲しい目をした子どもを見たことがなかった。
彼女は、彼女を産んで直ぐに消えてしまった
当時18歳の 母の帰りを待っていたのだ。
いつもお迎えに来てくれる おばあちゃんの元へ、
つい最近、養子縁組された彼女は、
その消えてしまった母のお姉さんの妹となった。
「子どもは親を選んで生まれてくる」
とおっしゃる 池川明先生のお言葉も、
「人はみな しあわせになるために生まれてくるのです」
とおっしゃる 澤谷先生のお言葉も
すべてが、私の心の中で、氷になった。
これから中学生になる彼女は、思春期の中で
どう、その親子の呪縛の糸を解きほぐしていくのだろうか・・・。
あまりにも荷が重過ぎる。
でも、世の中 見渡せば、
施設の中で生き抜く子ども達もいる・・・。
いや、その方が楽なのかもしれない・・・。
いや、おばあちゃんが、こうして生きているのだから・・・。
どれほど不憫に思って 自分の娘代わりに、
育てているか解らないのだから・・・。
同じようにおばあちゃんも、
我が娘の帰りを待っているのだから・・・。
どうか 娘の元へ帰って欲しい。
どうか 母の元へ帰って欲しい。
必ず赦し合えるのだから・・・。
なぜ、人は愛し合っているのに
そうまでして、糸を絡ませてしまうのだろうか・・・。
あまりに切なく あまりにやりきれないシナリオを
描いてくるのだろうか・・・。
やはり、そこには意味があるのだろう。
それでも彼女は、その母を選んで生まれてきたのだろう。
そして、これから先、必ずしあわせになっていくのだろう。
彼女の瞳の奥にある悲しみが消えていくように・・・
彼女の笑顔のときが 1秒ずつ・・・1秒ずつ・・・増えていくことを
祈る・・・。
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