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EMI

Author:EMI
4人の子どもの母で、ステップファミリーです。

これまでの子育ての経験を元に、
ママたち・パパたちの応援団をしています。

子どもは親を選んで生まれてくるようです。
そしてだれもに、生まれてきた理由があるみたいです。

尊い人生を心豊かに・・・丁寧に・・・

ウキウキワクワク・・・生きていきましょう。

~あなたに代わる あなたはいません~

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胎内記憶のリサーチをしています。 お子さまの胎内の記憶・誕生記憶・雲の上での記憶など・・・お話でも、お絵かきでも構いません。 是非、お気軽にご連絡ください。 luckyemi3580@yahoo.co.jp

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母が遺していったもの (Ⅱ)

母が遺していったもの(Ⅱ)

その伯母は、母より10歳も年が上だった。

戦前、平壌では、教師を務めていた。父親はとても厳しい警察官だったらしい。
引き揚げてきてからは、伯母は文部省に入った。
物凄く読書家だったし、油絵、俳画をたしなみ、陶芸の作品も多々あった。
そしてまた、華道と俳句の先生もしていた。

当然の様に、ふたりの子どもたちには、とてもとても教育熱心だった。

長男の隆司のことも、次男の賢治のことも、
一流大学に入れて、一流企業に入れるのが、夢のようだった。

隆司は、母親のお望みどおり、一流大学に入り、一流商社マンになった。

でも、次男はそんな具合で、伯母の思う通りには行かなかった。
夫は・・・というと、捕鯨船に乗っていたので、
年に一度くらいしか帰ってこなかったし、
帰ってきても、けんもほろろ・・・という感じだった。
当然夫婦の仲は良くないし
その家もみんな しあわせなのだろうか・・・。

私は子どもの頃、自分の家と照らし合わせながら
伯母の家庭のそんな人間模様を観ていた。


高度成長期・・・あの頃の日本人女性は、
アメリカかぶれした日本を代表するように、
煌びやかなものや、名誉やお金持ちに
憧れた女性が多かったのであろうか・・・。

夫を叱咤激励するどころか お尻を叩き、
夫の人生も 子どもの人生も自分の所有物のように、
管理したがる人が多かったのだろうか。

それによって、抑圧された感情というものは
一体どこへ行ってしまったのだろう。
すべて潜在意識の奥底へ封じ込められてしまったのだろうか。


ふと、私が40歳になった頃に見た夢のことを思い出していた。
・・・遠い昔、その伯母に言われたセリフのことだった。

「大学に合格したって? でも、そんな大学、聞いたことないよ。」

私はかなりショックを受けていたらしく、
当時の映像がそのまま現れた夢を見て、
悲しさと悔しさから、
声を出して 泣きながら目覚めた日のことを思い出した。

それを言った伯母に対して、
直ぐに 正直に気持ちを表わせれば良かったのだろうが、
当時の私には出来なかった。

厳しい伯母のことをよく知っていたし、
「母の姉」という大人の「立場」や人間模様を見てきたからかもしれない。
とても言えなかった。

フラッシュバックも・・・そうした過去の夢も・・・
封じ込めた過去の想いをデトックスしたことになるらしいが、
それにしても、それは、私が初めて、潜在意識に眠っていたものを、
20年くらいも経って、やっと現れ出たものと感じた、初めての体験だった。

感情に蓋をする・・・というのは、こういうことだったのか・・・
と後になってからも、しみじみ思ったものだった。


私の二人の弟も、そのいとこ達と まるで似ていた。

長男は、やはり母のお望みどおり、
一流大学を出て、一流企業に入ったが、
次男は、高校を中退し、暴走族にも入った。
その後、父の友人のいるハワイに滞在したり、
ニートになったりもした。
彼女と同棲をしていたと思ったら、帰ってきて、荒れ捲った。

兄と自分は違う。
どんな自分も認めてほしい。
そして父親がいても、
父親不在の家なんて・・・と・・・

家庭内暴力をし、テレビも椅子もすべての物を窓ガラスに投げつけ、
家中の窓ガラスが割れたある日、

「殺すなら、殺しなさい!」

母は、捨て身になった。
心身ともに衰退し、やせ細っていった母は、肋骨を折り入院した。

それから、母は一変した。


                            (つづく)
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