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EMI

Author:EMI
4人の子どもの母で、ステップファミリーです。

これまでの子育ての経験を元に、
ママたち・パパたちの応援団をしています。

子どもは親を選んで生まれてくるようです。
そしてだれもに、生まれてきた理由があるみたいです。

尊い人生を心豊かに・・・丁寧に・・・

ウキウキワクワク・・・生きていきましょう。

~あなたに代わる あなたはいません~

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胎内記憶のリサーチをしています。 お子さまの胎内の記憶・誕生記憶・雲の上での記憶など・・・お話でも、お絵かきでも構いません。 是非、お気軽にご連絡ください。 luckyemi3580@yahoo.co.jp

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接骨院の待合室で順番を待っていると、
中から、スタッフとお婆さんが何やら話しているのが聴こえてきた。
接骨院のスタッフは殆どが20代なのだが、
週に一度、スタッフは石巻にボランティアに行っているらしかった。

「みんな喜んでくれるんで、僕も嬉しくなって・・・」

そう出来ることではない・・・本当に立派だ・・・。

ぼんやりしていると、待合室に一羽の蝶が舞い込んできた。
まっ黄色の羽を広げた、モンキチョウだった。

入口のドアが開けっ放しになっていたからだ。
雑誌を読んでいた人も、マンガを読んでいた子どもも、
みな、そのモンキチョウに目をやった。

しばらくすると、視線を戻し、本を読み始めた。



そう言えば、あの日もそうだった・・・。

あの日・・・。
それは丁度二週間ほど前の連休のこと・・・。

長女とお墓参りに行った時のことだった。
以前からずっと気になっていたお墓参りだ。
それは、長女の父親である、別れた夫の両親のお墓だった。

3年ほど前、22年ぶりに再会した娘は、
実父と、たまにメールのやり取りをしていて、
ご両親のお墓は、新潟の長岡と聞いていた。

いずれはちゃんとご挨拶に行ってこなくては・・・
と思いつつ、延び延びになっていた。

でも、どうしたことか・・・
今年は何故か、娘がやけに乗り気になり、
連休には行かれるから!と
新幹線の切符まで取ってくれたのだった。

新幹線に乗ると、
「パパからきたメールだよ!
・・・でも、何だか、返事書けなかったよ・・・」

彼女は、養父である今の夫のことを「パパ」と呼び、
実父のことを「お父さん」と呼んでいる。

【 件名―どうですか? 】

二人で、件名を見るなり、爆笑した。

娘へのメールに、わざわざタイトルを書いていたことと、
「どうですか?」に、滲み出る娘への愛情を感じた。

でも・・・

【 お墓参りに行くとママから聞きました。
君が今あるのは、いろいろな人との繋がりなのだから、
大切にして、お墓にいろいろご報告してくると良いと思います。
新潟からは、ママとこっちに帰ってくるんでしょ?
久しぶりに会えるのを楽しみにしてるよ。 】


こんな風にメールを娘に送ってくれていたのか・・・。

全く知らなかった・・・。

久しぶりに会った娘との会話は、留まることを知らず
お互いに話し続けた。

ふと、窓の外を眺めると、
だんだん、近づいてきたみたいだった。
まだ雪が残っているのに、桜が満開で、
そのコントラストがとても絶妙だった。


とうとう、長岡駅に着いた。


お供えのお花やお線香を買うと、
娘が実父に聴いて教えてくれた住所に従って、
ふたりで とぼとぼと歩きだした。

15分ほど歩くと、そのお寺を見つけた。
浄土真宗だったんだ・・・。
今の夫の実家と同じだったんだ・・・と思った。

大きくて立派なお寺なのに、閑散としていた。
連休中に、お墓参りに来る人もいないのだろう。

「お父さんが世田谷の○○と住職さんに言ってくれれば、
教えてくれるよって、言ってたけど、
住職さん、今日はお出かけみたいだね。
これじゃ、どのお墓か解らないね・・・。

あ、でもお父さんがシャメ送ってくれたから、
これを見れば 解るかも!」

娘は、バッグから携帯電話を取り出すと
実父に送って貰っていたらしい写メールを私に見せた。

昨年の10月の日づけがそこにあった。

昨年、お墓参りに来たんだ・・・
これ・・・もしかして・・・

娘が実父に
「そのお墓にはどなたが眠っているの?」
とメールした。

すると、

「兄と両親と、両親のそのまた両親と・・・」

・・・そうだったんだ・・・。
お兄さん・・・亡くなってしまったんだ・・・。

娘が実父と再会した3年前は、
糖尿病によって、両足を切断した後、
脳梗塞になり、意識がなくて・・・という状態だった。


・・・そうだったんだ・・・。



「ママ!見つけたよ!このお墓だよ!
ほら、このアングルでお父さんシャメ撮ったんだよ!」

とても古びたお墓だった。
明治何年・・・と刻まれていた。

二人でお墓の掃除をし、
お花を飾り、お線香を焚いて、


そして


そこにしゃがんだ。


「大変ご無沙汰してしまい、申し訳ございませんでした。

○○家の嫁が務まらず・・・
本当に申し訳ございませんでした。

特に、娘のことは、とても可愛がって下さりましたのに・・・

どれ程、寂しい想いをさせてしまったことでしょう・・・。

○○さんにも、辛い思いをさせてしまいまして、
本当に申し訳ございませんでした。

その後、私は再婚し、そして
娘は、お陰さまで、もう26歳になりました。

これまでもずっとお見守り下さり、
本当にありがとうございます!

どうぞ、娘のことは、これまで通り、
見守ってやってください」


今度は、娘が、そこにしゃがんだ。

手と手を併せて、お参りしている娘は、
小さな頃の娘に戻っていった。

何をお話しているのだろう・・・。
おじいちゃん・・・おばあちゃんに
たくさんお話ししているようだった。


二人で、しばらくそこに立ちすくんだ。


すると、
そこにまっ黄色のモンキチョウが現れたのだ。


「あ、おばあちゃんだよ」

「モンシロチョウも来たよ。」

「おじいちゃんだ!」

私たちの歩く方に何故か、蝶はついてきた。

「お見送りしてくれてるんだね」

「ありがとう!って言ってるよ」


「いつかきっと、結婚が決まったら、また来ようね」
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