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EMI

Author:EMI
4人の子どもの母で、ステップファミリーです。

これまでの子育ての経験を元に、
ママたち・パパたちの応援団をしています。

子どもは親を選んで生まれてくるようです。
そしてだれもに、生まれてきた理由があるみたいです。

尊い人生を心豊かに・・・丁寧に・・・

ウキウキワクワク・・・生きていきましょう。

~あなたに代わる あなたはいません~

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胎内記憶のリサーチをしています。 お子さまの胎内の記憶・誕生記憶・雲の上での記憶など・・・お話でも、お絵かきでも構いません。 是非、お気軽にご連絡ください。 luckyemi3580@yahoo.co.jp

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嫁ぐ日

いよいよ娘の彼が挨拶にみえる日がやってきた。
約束の時間が迫ると、まるで子ども達が小学生の頃の
家庭訪問の時のように、同じ所を何度も拭いている私がいる。

テーブルに飾った一輪のバラが
初夏を思わせるほどの温かい風に揺れている。

チャイムが鳴った。
ふたりは、玄関でかしこまって挨拶した。
笑顔が素適な青年だ。

主人と私の前に、彼と娘が座った。
くすくす照れ笑いをしていた娘も、
彼が、仕事のことや二人の将来のことなど
真摯に話し始めると、次第に変わっていった。

彼は、香川出身で、ご両親は数年前に離婚していた。
(・・・やっぱり引き寄せたのかな・・・親が離婚歴がある人・・・)
でも、その中でいじけることなく、
自分で人生を切り開いてきた姿勢がとても伝わってきた。

8月に、娘のアパートが契約を更新するのもあって、
それに合わせて新居で一緒に暮らし始め、10月には籍を入れる予定らしい。
結婚式は来年にしたいけれど、
親が離婚していることもあり、揃うのはなかなか難しいと恐縮していた。
(・・・そうか・・・そうだよね・・・。
私だって、再婚していなかったら、
娘が結婚するからといって、元夫と会うかどうかは解らないもの・・・)


娘の病気のことも、受け止めてくれていて、
二人で治療について、話し合っているようだった。
私の若い頃より、ずっとしっかりしている。



彼がとうとう言った。


「二人の結婚を認めていただけますでしょうか・・・」


数日前、テレビを見ていた夫に聞いてみた。
「『お嬢さんを下さい』って言われたら、なんて答えるか考えてあるの?」
すると、
「考えてある・・・でも今は言わない・・・。今は教えない・・・」

(ちゃんと考えていたんだ・・・)

無口にそう言った横顔に、胸が熱くなった・・・。




娘が7歳の時、娘の父親になってから、21年の月日が流れた。
・・・本当にいろいろなことがあった。
いじめにあってみたり、不登校になったり、自殺未遂もしてくれた。
そんな親不孝ものの父親になり、大事に育ててくれた・・・。


主人が「どうぞ宜しくお願いいたします」
と ありきたりの言葉をぽつりと言った。

ふと、娘の顔を見ると、大粒の涙をぽろぽろ流していた。
私もこらえ切れなくなって、横にあったティッシュに手をやった。


まだ2歳半だった娘と、自由が丘のアパートでの
二人だけの生活が蘇ってきた。



夏に保育園に迎えに行けば、
「ママ、早かったね!」と大喜びしてくれたし、
冬には「もう!遅いじゃない!」とむくれた。

帰る途中、自転車の後ろでそっくり返って寝てしまったと思ったら、
アパートの鍵をごそごそ探している私に、
「鍵ないの?」と急にむくっと起き上がった。

仕事を始めて、3か月の研修期間が過ぎ、
社会保険が引かれ始め、ため息をついていたら、
「ママ、お金ある?」と聞いてきたのには、驚かされた。

私は、まだその頃、26歳という若さだったし、
思えば、全くハチャメチャな人生だった。

それから5年の歳月の後、
産後の肥立ちが悪くて、妻に先立たれた今の夫と再婚した訳だけれど・・・

まだ小学校に入りたての娘にしてみたら、
入ったばかりの小学校も変わるどころか、
急に「パパ」と「妹」ができて、
自分ひとりのママではなくなり、、
・・・寂しいことも・・・戸惑うことも・・・
ランドセルより、ずっとずっと大きかったであろう・・・。

・・・親に振り回されてばかりの人生だったのかもしれない・・・。
たっくさん・・・たっくさん・・・喧嘩もしたけれど、
誰よりひとりの私を支えてくれた藍・・・。


・・・それにしても、
・・・それにしても、
・・・イッチョマエニ ケッコン?・・・


「大丈夫? ちゃんと家事出来る? 
主婦業って、すごく奥が深いんだよ?!」


「うん・・・」

娘は妙に素直に頷いた。


何故かそれが寂しかった・・・。



しばらくすると、
東京で、モンゴル人とシェアして暮らしている
演出家志望の次女が帰ってきた。

長男もバイトから帰ってきた。

三女もダンスの練習から帰ってきた。


「何故か、兄弟 順番どおりに帰ってきたな。」


ビールを開ける主人が嬉しそうに笑った。

「お兄さんが出来た」と息子もイッチョマエにビールを飲んでいた。

「今年の夏こそ、家族旅行しよう! って言ってたけど、
じゃあ香川に行こうか?!」

彼のご両親それぞれにご挨拶方々、香川に行くことに決まった。
帰りは、瀬戸内海を渡って厳島神社によって、広島から帰ってこよう!



家族がまたひとり増える。
下の子たちも結婚したら、もっともっと家族が増えるんだな・・・


子どもが多くて大変な時期もあったけれど、
家族が増えるって本当にいいものだ・・・。

細胞ひとつひとつで、しみじみそう感じた。

明日は、娘と彼と一緒に、私の実家のお墓参りに行き、
その後、義父の家へ挨拶に出かける。


少し落ち着いたら、娘の実父のご先祖さまの墓前に
ご報告に行ってこようと思う。



新潟で・・・待ってくれているだろうか・・・。

・・・あの蝶は・・・。










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